親しくさせて頂いている起業家の方で、
大きな物販の売上を出している方と
会話する機会があったのですが、

「非常識なくらい、値切り交渉を
 してくるお客さんをどう対処するか?」

というお話になりました。

その方も、今までそういったお客さんを
どうしたらいいのか分からず、
手を焼いていた、と言うんです。

「でも、こうしたら心もスッキリしたよ!」

という対処法を聞き、
私も大きく納得したことがあるので
今回はそれをシェアしようと思います。

非常識な要求をする人は、どのジャンルにも一定数いる

のは仕方のないことです。
ビジネスの規模を拡大すれば、
多かれ少なかれそのような事に
直面する事になります。

前述した起業家の方は、
業界的に見ても高額ではない、
むしろ安価な価格を付けていたのに

悪い人

「-20%にならない?」
「もっと安くならないの?」
「高いなぁ…」

という不満を訴えられた際に、
都度アタマを抱えていた、と。

で、そういう人たちに
どういう対処をするのがベストか
たどり着いた結論は…

早急にお断りの返事をし、こちらから2度と連絡しない

ことでした。

その理由としては、

「市場から見て非常識と思えるような
 要求や文句を言ってくる時点で、
 相手(販売者)のことを考えられない
 自分勝手・自己中な人物であろうから」

というものでした。

私達はビジネスとして、
価値を提供しようとしているワケですが、

その価値に低い価値しか感じない人に、
時間や労力といった貴重な資源を
使うのは無駄ですし、

高い価値を感じてくれるお客さんへこそ
手間を惜しみたい、ということですね。

これには私も納得だったのですが、
この起業家の方は更に一歩進んで、

更に高いハードル

を設定しており、びっくりしました。

それは…
  • 最低限の礼儀を持っていない人とは取引しない
  • 自身の勝手な価値観や都合を押し付ける人とは取引しない
  • 謎に「偉そう」「上から目線」な人とは取引しない

いやぁ~、ここまでくると清々しい(笑)

その結果、必然的にこの方との取引に
いわゆる「嫌な人」は居なくなり、

ビジネスそのものが楽しく、
ストレスなく実践できるようになった、
とのこと。

さらに、ビジネス自体のサービスも向上
お客さんに喜んでもらいながら取引ができ、
そのお客さんからのクチコミで新規顧客
増えたりする現象が起きています。

あなたはには、ちょっと極端に
聴こえるかもしれませんね。

でも、私はこれが正解だなぁ…
完全に納得し、腑に落ちました。

ビジネスは、長く続ける必要がある

そのために重要な事のひとつが、

「お客さんを、私たちが選ぶ」

という事です。
必須事項とも言って良いでしょう。

心の声

ただ、お金が入ってくればいいや!
誰であっても商品が売れればいいんだ!

そんなマインドでビジネスをしていると、
あなたにとって
「望ましくないお客さん」
が紛れ込んで来てしまいますよ。

なんか知らないけど、
レストランなんかにも

「俺は客だぞ!お客様だぞ!?」

みたいな高圧的な態度を、
バイトやパートであろう店員に
接しているひと、

クレームを怒鳴りつけてるひと、
…いますよね。

全くもって言う事を聞かない反面、
自分の成果が出ないことを販売者の責任
にしたり、

価格に見合ってないような高いサービス
要求してきたり、

あなたの悪口をあること無いことわめく
ことに100%のエネルギーを注いだり、

そもそも、完全にあなたには合わない
価値観や考え方を持っていたり…

1人でもそんなお客さんが
紛れ込んでしまうと、
その人への対処に時間を取られるだけでなく、
あなたのストレスは日々MAXに
なってしまいます。

不幸にも、そんなお客さんを
相手にしないといけなくなった場合は、

「即座に返金し、関係を断ち切る」

ことをオススメします。

考えてみてください。
そんなヤツお客さんを相手に
あなたがビジネスを続けたとして、

同じような問題のあるお客さんが
1人、また1人と増えて、
「10人の困ったちゃん」の
対応が日常になってしまうことを。

そうなったら、ビジネスは終了

です。

商品販売やサービス提供、
更なる商品の開発はできません。

1日1日が、その望まないお客の
対応に追われ、ストレスフルなまま
その日の終わりを迎えるんです。

そのクレーム対応をしていない間も、
あなたの頭の中はその思いに
押しつぶされ続け、

モチベーションなんて保てないし、
あなたの自信を失ってしまい、
そのビジネスの世界から退場せざるを
得なくなるかもしれません。

もしかしたらあなたは、
お金を頂いた相手に不誠実だと
感じるかもしれませんが、

困ったお客さんに労力を使うと、
結局、ほとんどの良質のお客さん
ないがしろにすることになるんです。

わずかにいる悪質なお客さんのクレームに
延々と時間を費やすくらいなら、

その時間を良質なお客さんのサポートや、
あなたの商品・サービスをより良くする
ことに時間をさいて、相手もあなたも
笑顔になった方が良いですよね。

困ったお客さんとの付き合いを続けた結果、
あなたがビジネスを継続できなくなって
しまっては、元も子もありません。

まとめ

「私はお客さんを選んでいます」
という態度をあえて明確に示すことで、

あなたというブランドや、
商品・サービスの魅力が高まり、
その結果売り上げが大きくなる
こともあります。

どうしても一定の割合で、
「悪質」と言わざるを得ない
お客さんは存在しますので、

そんな人に購入をされてしまい、
強烈なストレスに苛まされたら、

思い切って全額返金のうえ、
さっさと関係を絶ってしまうことを
オススメします。

ただし…
その際のあなたの態度は誠実である
ことはお忘れなく!